人材確保

人材確保の逆の考え

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こんにちは。
小規模サロンの経営に改革を起こすコンサルタント中島です。

本日の記事は今までとは「真逆」な記事です。

 

相変わらず世間は人材難と騒いでいますね。

どこのサロンもスタッフ募集に躍起になってます。

 

退社と出戻りについて

 

当社もここ4年くらいは離職率0%でしたが
今年、独立で1名とアシスタント1名が退職しました。

当社は入社は厳選しますが退職に関しては好きにさせます。

好きにはさせますが出戻りは許しません。

出戻ったスタッフは長続きするとよく聞きますが、何らか理由があり真剣に考えた結果の退職だと思うのでやっぱり戻りたいなどという甘い考えのスタッフはいらないからです。

自分の人生を自分で真剣に考えて出した結果をすぐに覆すようでは売れる美容師にはなれません。

会社のやり方を誤解してるのかなって感じたスタッフであれば誤解されたままはよくないので誤解を解くよう話し合いますが、それ以外は止めることはまずありません。

給与の還元や雇用条件の向上をどこのサロンにも負けないように企業努力をしているので
そこに不満があるようであれば会社では直しようがないからです。

それ以外の理由についても止めることはしません。

自分もそうでしたがスタイリストの独立は実力を試すにはとても良い機会ですので出来る限り応援しています。

しかし、中には勘違いで独立するスタイリストもいます。

 

勘違いで独立?

今の自分の個人売り上げがあれば独立した方が稼げる。。。

悲しいですね。

会社が長年かけて培った経験でいまの集客ができてることや、仕組み化されてるのでお客様がリピートしてくれる。そもそもアシスタントに手伝ってもらって今の売り上げをあげてる。。。

それを独立してスタッフを雇わず一人で売り上げるというのだから怖いです。

独立後に調子を聞いたら宣伝広告はポスティングとインスタのみで「お客様が来なくて不安です」だそうです。

当たり前の結果ですね。

プレイヤーと経営は全くの別物ですから。

一番よくないのはスタッフ個人に対しての対応に不満を持つ子ですね。

当社でもいましたが、同期の給料が上がったのに自分が上がらないだの自分は練習頑張ってるのに同期が練習やらない。けど給料が同じで不満だ。。。

こうゆう子はいったい誰の為に何を目標に美容師をしてるのか謎です。そして、自分が頑張ってると感じているだけでたいして練習してません。

 

様々な経験から当社は退職に関して引き止めは一切しないと決めました。

 

なぜなら離職者がでるときはお店の雰囲気も悪いときで売り上げも伸びてないときなのです。

しかしそれこそチャンスであり、逆にすぐに変わりを入れようすることは非常にもったいないことなのです。

基本、離職者がでると急いで求人しますよね。

焦って求人してたとえ急遽見つかったとしてもそのスタッフは本当に欲しかった人材ですか?

では何故スタッフが離職すると求人を出すのでしょう?

・お客様をこなす為
・せっかく来店してくれたお客様をお断りするのがもったいない、
・回転が悪くなる

そんな感じじゃないでしょうか?

よく考えてみましょう。

個人売上 → 利益 > 給料

スタイリスト一人雇うとなるとその給料の2〜3倍の売り上げを上げてもらわないと利益がでません。

これはお店の規模やスタッフの数、アシスタントの有無で違いはあります。

30万の給料なら60万〜90万です。

しかし、実際は60万程度の売り上げでは赤字です。

ましてアシスタントもいれば90万以上の指名売り上げがないとそのスタイリストを雇う意味が全くありません。

お店規模や集客にもよりますが当社では1年以内に100万の指名売り上げを上げられる仕組みになっています。

仕組みといっても個人能力も関わりますので半年の猶予と合わせて1年半で100万の指名売り上げを上げなければ給料、休日は当然ダウンします。

一見厳しく感じますがどうでもいいプライドを捨て素直にマニュアルを落とし込めば誰でもクリアできるからです。

スタイリストデビューした1年目の子でも9カ月でクリアしました。

過去4年でクリアできなかったスタイリストは1人だけです。

そのスタイリストは売り上げを上げてるスタイリストの真似をしたり人のアドバイスを素直に聞くことができない人間でした。
まして経営者の私の知らない間に自腹で勝手に好きな商材メーカーを仕入れてお客様に使用していました。

自腹だからいいと思ったそうです。。。

そういうスタイリストは決まって経営者の前ではいい子を演じます。

しかし経営者が見ていない所では平気でルールを破ります。

中途のスタイリストで入社して、その時アシスタントだった後輩がスタイリストになりあっさり抜かれて他のスタイリストに数字が追いつかないどころかどんどん離される。

残された道は離職しかありません。

一昔前ならそれでもなんとか一人前にと私も思ったかもしれません。

しかし当時は給料も安く、拘束時間も長く、休日も少ない状況でしたので私もスタッフに対しできる限りの教育をし一人前にと経営してましたが時代が変わり、どこよりも売り上げを還元し、年間125日の休日に加え労働時間の短縮と一般企業並みの雇用条件にすることができました。

それでもまだまだ良くしていきたいと考えている会社に対し、自分の考えを変えず他のスタイリストが頑張って上げた売り上げを食いつぶすスタッフを教育し直す気力は無いのです。

そういうスタイリストの担当してるお客様はスタイリストが休日でもフリーで来店します。

そしてそこで担当したスタイリストを次回から指名します。

要は当店に来店する理由はあるけどスタイリストは変えて欲しいお客様です。

そのお客様からしたら以前の担当者に美容師としての魅力を感じていなかったのです。

当店は新規で担当したお客様は次回から担当者になります。

お客様の指名が無くても勝手に指名になります。

よってそういうスタイリストが退職した場合
無理に求人をしなくても他のスタイリストに回せばいいだけです。

当店もまだまだ忙しい日と暇な日があります。

人手不足でお客様をお断りする、予約が取れない等はお客様の予約操作ができていないからではないでしょうか?

事前予約やスタイリストの予約の入れ方の工夫によりそれらは解消され暇な日が少なくなります。

忙しい日を増やすより暇な日を減らすことに力を注げばいいのです。

利益が少ないけど頭数が足りなくて求人して
忙しい日と暇な日をキープするのか、最少人数でお客様の予約を操作する工夫をして暇な日を少なくして最大の利益を得るのかどちらがいいでしょうか?

最大の利益を出し雇用条件を底上げした後に焦らず求人をしても遅くないのではないでしょうか?

まとめ

離職率を低くしなければ同じことを繰り返してしまいます。

考え方を変えれば人材確保の前にやるべき課題がたくさんあるのです。

ただ頭数を増やそうと躍起になっても良いことは一つもありません。

まずは平均客単価を上げ、お店側もお客様を選ぶべきなのです。

お客様はお店を選びますがお店が誰でもウェルカムでは経営は成り立ちません。

値上げして来なくなるお客様はそのお店にそれ以上の価値を感じていないか、そこまで自分の身なりに投資しないけどそれなりがいいと思っているお客様です。

そういう方は大衆サロン、いわゆる平均客単価6000〜9000円のサロンにしか行きません。

どんなにその方の気持ちを理解し、全力投球しても受け取ってもらえません。

そんな無駄な時間を過ごすのであればお店のファン層のお客様に時間と労力を費やし、その対価を頂いたほうがやり甲斐ありませんか?

安く美味い牛丼屋みたいな美容室は存在しません。

飲食店みたいに料理を運んで後はお客様が自由に食べ、呼ばれたらウェイトレスがテーブルに行くなんてことは美容室では出来ず一人のお客様にある程度の時間を費やす仕事なので
対応人数が限られるのです。

その中で競合が多い価格帯で何人も掛け持ちして働くのか高単価のお客様を少数やるかの2択しかありません。

前者だと利益が出ても人材確保の為に利益を使わなければならず残りません。
後者は離職者が出ようが焦ってリクルートせず単価を上げながら雇用環境を良くしてリクルートしやすいように動けます。

そして応募してきた求職者を選び、本当に欲しい人材を確保します。

この考えこそが小規模サロンを強くする秘訣なのです。

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