ビジネスをしていく上で、必ず会社に残さなくてはならない「もの」があります。
- 一つはお金
- もう一つは人
事業を進めていくためのお金(資金)と会社を運営していくための人(人材)を残し、会社を存続していきます。
そこで、今日は「お金の残し方」のお話しです。
さて早速ですが、↓
あなたの美容室経営では売り上げ、利益率、利益額の3つから何を重要視していますか?
定期的に数字をチェックする際に、あなたはどの数字を気にかけていますか?
- 売り上げ・・・毎日のサロンワークで得た金額を足していく
- 利益率・・・売り上げに対する利益の割合
- 利益額・・・単純にいくら利益がでたか
オーナースタイリストとして売り上げをあげなくてはならない!
美容室のお金を増やすことを考えたとき、オーナースタイリストの立場ではできる限りお客様を沢山担当し売上を上げたいと思うこともあると思います。
既存のお客様だけで売上の上限も見えてくるため更にその先を考え、キャンペーンなどを企画・広告し新規の集客をおこないます。
現状のままでは新規でご来店のお客様を取りこぼす心配があれば、来店するお客様を受け入れられるキャパを増やすために人材を確保すると思います。
キャンペーンの企画があたり新規のお客様が沢山ご来店し人材も確保出来ていれば、売上も右肩上がりになります。
一般的な広告戦略では、安売りの広告を定期的に配布し、人材を確保することで薄利多売の経営をしますが、個人店では、これまでより増員したスタッフ分の人件費が経費として増え、数字上は増えた売上も通常料金よりも安売りしていると生産性は低くなります。
割引は決して正解ではありませんが、集客の起爆剤になります。
しかし、生産性が落ちることを懸念し安売りし(単価を下げ)ないで、沢山の新規を集客しようとすると、とても大変になります。
次に利益率はどうでしょう
美容院ではよく見かけるカット&カラー&トリートメント。
単品で売るより少し割引きしてセットにしてしまうやつです。
例えば
- カット¥5000
- カラー¥8000
- トリートメント¥3000
だとしましょう。
単品で全て施術すると¥16000になります。
しかし全てのお客様がフルコース(全てのメニュー)を希望するわけではありません。
そこでセットメニューとしてお得な金額で提供するわけです。
そうすることにより単品を希望する方に勧めやすくなります。
しかし
単品メニューを足すより安くなるので利益率は低くなります。
最後に利益額です
単純に原価を引いていくら残るか。
割引きしようがセットメニューで売ろうが最後にいくら利益がでたか?ということです。
勘がいい方ならもうおわかりかと思います。
経営者が一番重要視しなければならないのは・・・。
そこを意識していかなければいつまで経ってもお金を残すことはできないでしょう。